日本酒ラベルの見方。自分に合ったお酒を選んで家飲みをもっと楽しく!

日本酒のラベルは、荒々しい筆文字やおしゃれなイラスト入りなどデザインも多岐にわたります。
まだ試したことがない日本酒を、表ラベルの雰囲気で選び、飲み口が自分好みだったときはうれしいものです。
日本酒初心者でもラベルの項目を参考に味わいの予測ができるように、その見方と選び方のポイントを解説していきます。

日本酒ラベルの見方。自分に合ったお酒を選んで家飲みをもっと楽しく!

日本酒ラベルの見方・選び方

酒類は酒税法により原料や分類が細かく規定されています。
日本酒は清酒、合成酒、みりんなどの総称で、普段私たちが日本酒として飲んでいるのは「清酒」です。
清酒は米、米こうじ、酵母を原料とし、微生物の力で糖化・発酵・熟成させる工程を経て製造されます。
ラベルは3ケ所に貼られているケースが多いでしょう。
ビンの中心にある「表ラベル」からは、銘柄や商品名がデザイン性に富んだ文字で表示されており、酒造の個性が読み取れます。
表ラベルの上部に貼られている小さい「肩ラベル」には、よりアピールしたい日本酒の特徴が記されています。
そして味を想像する上で一番参考になるのが「裏ラベル」です。
日本酒の詳しいプロフィールが記載されており、酒造りのコンセプトがつづられていることもあります

日本酒の画像

特定名称

清酒は原料や製造方法により「吟醸酒、純米酒、本醸造酒」の3つに分類されます。
それぞれの要件として、固有の香味、色沢が良好であることが定められています。

「吟醸酒」は60%以下に精米した米と米こうじ、および10%を超過しない範囲の醸造アルコールを原料とし、低温でじっくり発酵させる「吟醸造り」が要件に含まれます。
精米歩合が50%以下の米を使用したものは「大吟醸酒」に分類されます。
醸造アルコールはサトウキビを発酵させた、クリアで純度の高いアルコールで、添加により味わいが軽やかになり、吟醸酒のフルーティーな香りが引き出されます。

「純米酒」は文字通り米と米こうじ、水を原料としています。
米本来の味が感じられ、やわらかい香りが特徴です。
精米歩合が60%以下で「純米吟醸酒」、50%以下で「純米大吟醸酒」、60%以下または特別な醸造方法でつくられると「特別純米酒」に分類されます。

「本醸造酒」は精米歩合70%以下、使用できる醸造アルコールの制限は吟醸酒と同じです。
吟醸酒に比べ香りが抑えられており、シンプルな味わいが特徴です。
精米歩合が60%以下、もしくは特別な醸造方法の場合は「特別本醸造酒」に分類されます。

原材料名

使用した原材料が、使用量の多い順番で記載されています。
純米酒であれば「米、米こうじ」の順です。
原材料の米には酒造りに適した酒米が使われています。
普段食べる米との違いは、大粒で中心にある不透明の「心白(しんぱく)」の割合が多い点です。
心白は粘性があり割れにくく、もろみによく溶けます。
表面のデンプン層は炊飯器で炊くと旨味そのものですが、酒造りにおいては雑味となるため、表面をたくさん削れて心白が多い米が好まれるのです。

精米歩合

米を精米して、残った米の割合のことをいいます。
米の表面にあるデンプン質には脂質が多く含まれており、脂質は香りを抑制する力があります。
精米歩合が高いほどフルーティーで華やかな香りを持ち、低ければ、米本来が持つ控えめな香りに仕上がります。

アルコール分

100ml中に含まれるアルコール度数が表記されています。
一般的には加水して15~16度に調整することで、口当たりがなめらかになり、ふわりと香る飲みやすい日本酒に仕上がります。
加水しない日本酒を「原酒」といい、アルコール度数は20度前後です。
人によってはクセが強く感じますが、力強い飲み口で、酒本来の濃厚な香りと味わいが特徴です。
オンザロックやカクテルベースとして使ってもよいでしょう。

製造時期

日本酒を含めた酒類全般は、アルコールの殺菌作用により長期間保存が可能となるので、賞味期限や消費期限の表示義務はありません。
表示義務があるのは「製造時期」で、日本酒が瓶詰めされた時期が表記されています。
しかしこれだけでは作りたての「新酒」なのか、製造から10年以上経過した「古酒」なのか、わからないケースがあるため、製造時期とは別に醸造した年度も記載しているラベルもあります。

日本酒度・酸度

日本酒度は甘辛を知るための目安となる数値です。
糖分が中心となる成分が多いほどマイナスに傾き芳醇で甘くなり、少ないほどプラスに傾き淡麗で辛口になります。
酸度は酸味や旨味となる有機酸である乳酸、コハク酸、リンゴ酸などの量を表しています。
酸度が高いと甘味が打ち消され濃くて辛い味わいに、酸度が低いと甘く滑らかでみずみずしい味わいになります。

●まとめ

日本独特の気候風土が生み出した日本酒は、5~55℃までと飲用温度に幅があります。
まさに「燗してよし、冷やしてよし」の世界でもめずらしいお酒です。
ラベルに記載された味のヒントを読み解きながら自分好みの銘柄を選び、四季の移ろいに合わせて飲み方を変えれば、家飲み時間がより充実するはずです。

【おすすめの日本酒】

美少年のラベルと付属の木枡には、松本零士さんの描いた「宇宙海賊キャプテンハーロック」のイラストが入っています。

酒名には松本先生のペンネームの「零」が起用されている、めずらしい日本酒です。
「幻夜」は、このお酒のために書き下ろしてくださった貴重なラベルになります。お酒をイメージして松本先生が描いてくださいました。
作中に「美少年」と書かれた酒がたびたび登場することから、前杜氏(とうじ)がファンレターと酒を贈ったことがコラボのきっかけとなり生まれた「純米吟醸 美少年 零」と「大吟醸幻夜」は、日本酒ファンはもちろん、松本先生ファン、アニメファン、海外の方にもよろこばれるセットです。


「純米吟醸 美少年 零」と芋焼酎の「黒阿蘇」、枡1個がセットになっています。

美少年のラベルと付属の木枡には、松本零士さんの描いた「宇宙海賊キャプテンハーロック」のイラストが入っています。
美少年が「0(ゼロ)」からの出発ということと松本零士先生「零」という字をいただき、商品名となりました。
作中に「美少年」と書かれた酒がたびたび登場しています。
熊本と言えば「阿蘇山」。熊本の象徴である阿蘇を商品名としました。
黒阿蘇は黒麹を使用した芋焼酎。コクが深くどしっとした味わい。ラベルの背景には阿蘇山がそびえたっています。