日本酒ソムリエを目指すなら。おすすめの資格まとめ

現在、日本には日本酒に関するさまざまな資格があります。日本酒について本格的に勉強したい方や日本酒に関わる仕事に就きたい方は、ぜひ、日本酒に関わる資格を取得してみてはいかがでしょうか。そこで今回は、日本酒に関する資格についてその特徴を詳しくご紹介します。

日本酒ソムリエとは?資格取得で得られるメリット

ワインにはワインに精通した人でしか取得できない「ソムリエ」という資格・職業がありますが、日本酒に「ソムリエ」という資格はありません。
しかし、日本にも日本酒に関する資格がいくつかあり、その難易度は趣味の一環として取得できるものから、深い知識やテイスティングが必要なものまで、さまざまです。
ただ、どの資格も日本酒の知識・関心が深くなければ取得できず、取得できれば、今以上に日本酒を楽しめたり、自分好みの日本酒が見つけやすくなったりするはずです。
また、深い知識やテイスティングが必須の高難易度の資格を取得すれば、その資格を生かし、日本酒に関わる仕事に就くことも夢ではありません。もちろん、現在、飲食業をしている方、これから飲食業を目指す方も、これら日本酒に関わる資格は大いに役立つでしょう。

日本酒に関する資格5選

前述したように日本酒に関する資格はいくつかあります。そこでここからは、主な日本酒に関わる資格・検定をご紹介します。
それぞれの特徴についても詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

日本酒検定
「日本酒検定」は日本酒について知り、より楽しめることが目的の資格です。試験にテイスティング(試飲)がないため、難易度はそこまで高くありません。

受検条件は20歳以上の方で、職業、学歴、性別を問いません。ただし、1級は準1級合格者、準1級は2級合格者、2級は3級合格者のみの受検になります。なお、日本酒学講師または酒匠認定者は準1級から、唎酒師なら2級から受検可能です。

出題される問題は主に「歴史、文化」「造り方」「モラル・マナー」「楽しみ方」「雑学」と多岐にわたっており、日本酒の知識が問われます。試験はマークシートによる択一選択方式。公式サイトには、3級から1級までの前回検定の問題・解答がダウンロードできます。腕試しに試してみてはいかがでしょうか。
唎酒師
「唎酒師(ききさけし)」は、日本酒を提供する飲食店の方や、酒屋などで日本酒を販売する事業者が多く取得する資格です。
テイスティングや提供の仕方なども含まれるため、日本酒検定よりも難度は高めです。

受験資格は申込時に20歳以上であること。また、唎酒師になるには、試験前に決められたプログラムでの学習が必要です(ただし、「通信プログラム」の場合は試験なし)。資格試験はテイスティングを含む第1~4次まであり、各試験で70%以上正答すれば合格です。
なお、必須のプログラムは通信制、通学、オンラインなど選択肢が豊富。受験者の都合に合わせやすいため、仕事が忙しい方も比較的受験しやすいと言えるでしょう。
酒匠
「酒匠(さかしょう)」は、日本酒と焼酎のテイスティングに特化した資格です。特徴は、資格試験前に2日間の講習で、200種類以上の日本酒、焼酎のテイスティングを行って、高度なテイスティング能力を身に付けます。その後、筆記試験を含むテイスティング試験を第1~4次まで受けて、「酒匠」取得を目指します。料飲店・酒販店の経営者や酒類卸売業の方、テイスティング能力を高めたい方におすすめの資格です。
日本酒学講師
こちらは名前の通り、日本酒の知識を教えられるお酒の講師・先生になるための資格。
資格を得るためにはまず、講師として人に教えるための「インストラクションスキル」「コミュニケーションスキル」「プランニングスキル」と、日本酒・焼酎の知識に関する「スペシャリティスキル」の4つのスキル講座の受講が必要です。
そして、講師として必要な心構えや資質に関する小論文を提出後、第5次まである試験を受けます。

日本酒学講師の資格が得られれば、セミナー講師として働けたり、「日本酒ナビゲーター」「焼酎ナビゲーター」として、自ら認定セミナーを開催したりもできます。
SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)
ソムリエとして世界的に有名な田崎真也氏が会長を務める「一般社団法人日本ソムリエ協会」認定の試験。2017年から発足した比較的新しい資格で、難易度はかなり高めです。しっかりと準備をしてから試験に臨みましょう。

受験資格は20歳以上で、国籍、職種、経験は不問。試験は、筆記試験の1次試験と、テイスティング・論述の2次試験で構成されています。
なお、2020年度より、第1次試験通過者のみ翌5年間のうち3回まで第1次試験が免除になる「第1次試験免除制度」が導入されました。

紹介したように日本酒に関する資格は、目的や難易度が異なるさまざまなものあります。プロとして知識を得たい方はもちろんのこと、日本酒が好きの方にも取得しやすい資格がありますので、ぜひ自分に合った資格に挑戦してみてはいかがでしょうか。